加盟者の声

元に戻る

	【タイトル】	〔社長教育に平本さん：高く仕入れて安く売る〕

	【加盟者名】	岡部　晃直　㈱　Fit

１９９２年、１９年間勤めた中四国九州を中心に営業する卸店〔逢坂屋〕をセイコー社による吸収合併を期に退社を決意し専務であった吉田氏と共同経営の卸店㈲吉田を広島に設立致しました。こう言うとカッコいいのですが、実際には会社の業績悪化による資金不足で倒産を避けるためやむなく吸収合併をして貰った訳です。私自身は責任追及される立場でも無かったので会社に残る事も出来たのですが、前経営者の親戚関係で有ったのと、これまで仕事で手抜きをした訳でも無く一生懸命頑張ったにも関わらず結果が出せなかったのに経営者が変わっても良くはならないとの思いが強く家族のことも考えず辞表を出していまいました。その直後、元上司の吉田氏から卸店をやるので手伝って欲しいと誘われました。お得意先も含め殆どの方からやめた方がよい、どうしてもやるなら共同経営だけは上手く行かないので避けた方がよいとのアドバイスも頂きました。私自信も、一生懸命やって駄目だった卸業を同じメンバーでやっても、また、失敗すると思っていましたので嫌だったのですが、お世話になった義理が有りましたので断り切れず受けていまいました。その時の私は３７歳でした、義理も大事ですが、家族の生活も有りましたので３年位で結論をだし４０歳までなら出直しができるので、後は自分の好きな事をさせて欲しいと願っておりました。ちょうどこの頃、平本さんが心配して連絡を下さり、お逢いする事になりました。私が事情を説明すると、２１が月１０００万円の仕入れ支援をしましょうとの約束を頂きました。１０００万円の支援があれば上手く行くかも知れない、しかし、今までと同じやりくちでは駄目だとの思いで、吉田氏は私の言うことは聞きません、平本さんの言う事であれば聞いてくれる筈なので平本さんよりアドバイスをして貰えませんか？タナカ時代から吉田氏のことを知っている平本さんは私の言うことも聞く人ではないでしょう？と言われました。いや、理由があります。「会社の朝礼時に平本さんの話がよく出ます。　内容は平本さん〔２１さん〕は素晴らしい考えを持っている、　当社も２１の様な会社にならなければいけない。」と説明しました。㈲吉田、開業後、週一回のペースで会社に来て頂き話をして頂く様になります。しかし、平本さんが来られるのはいつも午前中で飲食付の付き合いは全くありませんでした。合理化の為、事務処理用のＩＢＭオフコンの中古を格安にしかも、支払いは出来る時まで待ってくれる約束で提供して頂きました。当時のオフコンはとても高価で小規模の卸店では導入出来ないものを㈱２１システムさんのソフト開発も含めての提供でした。最初のアドバイスは、商売は高く仕入れて安く売るのが良いですよそうすれば、仕入先にも得意先にも喜んでもらえるでした。㈲吉田の営業方針も、２１さんに習って小規模の方が安く販売できます。数ある商品の中より小売店さんに合った商品をチョイスしそしてどこよりも安く販売させて頂きますので、㈲吉田を貴店の仕入れ部門と思って利用して下さいでした。しかし、㈲吉田、開業直後に仕入先に圧力がかかり商品供給が止まる危機が訪れました。私の先輩が仕入れ担当をしている前勤め先からの圧力でした。圧力はかけたくないが仕事なので仕方が無いとその先輩がメーカーさんに言われたそうです。捨てる神あれば拾う神ありで２１さんの支援と大企業が小規模の卸店に対して行う圧力は他メーカーさんの反発を招く事になり、商品供給だけは確保できるようになりました。この時、平本さんの言われていた仕入先を大切にしなさいを痛感する事になりました。２１さんの教えに習い、仕入先からも支援を得られる取引をする為に、返品や交換のお願いしない、支払いは全額振込みする当社への営業訪問は費用が掛かるので最低限にして頂き訪問されなくても取引額が増える様にする。以上を常に心がけた仕入れをする様になります。２１さんからの強力な支援と他の得意先からも支援を頂けたお陰で開業一年後の12月に私は１５０万円のボーナスを手にする事が出来２１さん本部にお礼と報告に行きました。その時２１の本部におられた全ての方から祝福の拍手を頂き自分のことの様に喜んで頂きました。ボーナスの金額も人生最高額でしたが人生最高の感動も頂きました。その後㈲吉田は２１さんの支援と得意先の支援も受け業績もうなぎ上りとなり、仕入先から取引が多くなったので安くしますとの申し出も頂く様にもなり、申し出のあった商品は貴社の商品の拡販に役立つようにそのまま得意先に安く販売させて頂くと云ういい循環となり仕入先からの信頼も得られる様になりました。この頃からやっと少しずつですが仕入先にも恩返しが出来る様になったと思います。