2002年5月、自由民主党から「知財立国宣言――知的スパイラルによる日本の再生を目指して――」というレポートが発表され、昨秋の臨時国会で「知的財産基本法」が成立した。世間からはあまり注目されなかったが、それが日本を根本から変える、真の「構造改革」を推進する原動力となる可能性があると、我々は考える。
同レポートには、「たとえ高コストであっても、勝ち抜ける産業構造をつくりあげることこそ、日本の目指すべき方向である。(略)画一的平均点型社会から、個性重視、天才教育型社会の形成へと政策を転換していかなければならない。このことは教育をはじめ根底から日本社会を組み立てなおすことを意味する」と書かれている。
教育をはじめ、根底から組み立てなおす必要があるのは、企業もまったく同じだろう。
今回のBizTech
Special「元気な会社のためのIT活用術」のキーワードは、識者のインタビューと先進3企業の取材によって、「コミュニケーション&コラボレーション」にあることが分かった。
あなたの企業でも、何か始められないか。変えられないか。さっそく参考にしていただければ幸いである。
日経BP社 「BizTech Special」編集部
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